最終更新日 2024年11月10日 by aikapa
1.保津川下りとは
保津川下りは、激流や深淵が多数ある保津川を小舟に乗り下る観光のことです。
丹波亀岡から京都の景勝地の嵐山までの渓流を、船で下って楽しみ醍醐味が満載です。
約2時間で下る船下りですので、その間、充分にスリルや絶景を楽しめる魅力にあふれています。
アクセスは、嵐山から嵯峨野トロッコ列車で亀岡駅に到着後、保津川下りの舟乗り場まで移動すれば楽しめるので嵐山のめぐる観光コースでも観光客に大人気なのも頷けるでしょう。
保津川下りの魅力は、何といっても現在では楽しめることができづらくなった小舟での船下りを体験できることです。
確かに保津川は、曲がりくねったルートも多い渓流でその一部は激流になっている所もありますが、反面、穏やかな流れを楽しめる所もあるので多様な川下りを楽しめます。
水量が多い時なら川面からの水しぶきもかかってしまうことも珍しくないのですが、そのスリルが観光客にかけがえのない思い出を残してくれるのです。
船頭さんの巧みな竿の扱い方次第で、のんびりくつろげる所もあれば激流を操ってもらえスリルを楽しめる所もあるわけです。
2.嵐山立体の風光明媚な景色を川を下りながら楽しめる
川の流れだけを楽しめるだけではないのが、保津川下りで特筆したいところです。
嵐山立体の風光明媚な景色や川の流れが作り出した珍しい岩の姿を川を下りながら楽しめるのは、他では得られない満足感を与えてくれます。
特に、春の桜の美しさや秋の紅葉は絶景として多くの人々に感動を残しています。
夏になれば、深い緑の美しさに心を奪われるでしょう。
冬になれば、寒さがあるもののモノトーンの美しさを感じられるメリットも確かにあります。
冬になると、お座敷暖房船が運航されるようになるので他の季節にはない楽しみも満載です。
さらに、面白いのは奇岩に名前が付けられているところです。
川下りをしている時に珍しい岩の姿を見て、どんな名前が付けられているのかを想像してみるのもおすすめです。
もちろん、船頭さんが奇岩に付けられた名前の由来や歴史などを解説してくれるのでより保津川の岩に興味が湧いてくるのではないでしょうか。
3.船頭さんは話術も長けているのでトークに引き込まれる
船頭さんは船を操るのが得意なだけではなく、その話術も長けているので観光客の多くは船頭さんのトークに引きこまれてしまいます。
保津川の歴史や自然の造形についてなど徹底的に解説してくれると興味を惹かれるものですし、面白い話で飽きさせない工夫もしているため、こちらの観光客の多くは船頭さんのトークが面白かったと言われることも多いわけです。
穏やかな部分では船頭さんもゆったりとくつろげるトークを展開し、急流や激流の部分ではスリルを与えてくれながらの絶妙なトークをしながら竿さばきをする姿は、ここでしか見られません。
もちろん、観光客も揺れ動く小舟の上にいるわけですので、スリルのある部分では緊張感があり体をできるだけ固定することに必死になってしまうでしょう。
亀岡から嵯峨まで何と保津川下りの距離は、16kmにも及びます。
現在では世界的に有名な舟下りとして知られるようになり年間を通じて約30万の観光客が足を運び、四季折々の自然の絶景とスリルを満喫しています。
4.まとめ
絶景を堪能できる観光地は多数日本にありますが、こちらのように船を下りながら絶景を見ることができるところは、日本をくまなく巡ってもここだけの魅力に他なりません。
保津川を船で下ることでしか体験できない川下りですので、観光客は体験して初めて語れる魅力があると言います。
それほどに、自然の素晴らしさだけではなく自然が作り出した造形美をリアルに体験できるのが保津川下りです。
単に絶景を眺めるだけでは、どんな経緯で作られてきたのか実感しづらいものですが、川下りを2時間かけて体験すると肌でじかに感じることができるようになるわけです。